これが出来ればあなたも東京藝大日本画に合格できる

あなたが東京藝大の日本画専攻に合格するポイントはたった一つ。

 

本題に入る前に藝大の実技試験、石膏デッサンと静物着彩とは何か

紙に「空間にモチーフが置かれた様を立体的に表現」することです。

これは西洋の古典的な様式絵画です。

日本で日本画専攻を志しているのに西洋的な実技試験はどうかと思いますが、日本の芸大・美大受験では主流ですね。


紙に空間にモチーフが置かれた様を立体的に表現するとはどういうことか。

これは技術的にいうとだまし絵を描かなくてはなりません。

だまし絵を描くとは。

紙は平面です。そこへ空間的な目の錯覚を表現し、あたかも空間があるような絵を描かなければならないのです。

理論的(遠近法など)にも技術的(鉛筆の使い方)にも考えて紙の中に空間を作り出します。

 

 

受験の絵を描くうえで注意点があります。

 

  • 見たままに描くは違う

写真のように描くのは間違いです。受験絵画は最近流行りのフォトリアリズムではありません。

  • 個性的な絵作りの追求は不必要

あなたが描けば自ずとあなたにしか描けない絵なのです。あえて個性的な表現をする必要はありません。

  • 平面の紙に立体や空間を生み出すことを理解する

あなたは見たもの(現実)を頭で理解して紙の中に立体的に描くにはどうしたらいいかを、画面の中で再構築しなければなりません。

それは嘘を描くということです。ここが最重要です!

学校では直接的な表現では言いませんが嘘を描くという事です。受験絵画にきれいごとはいらない。


ここまで読んでいただいたあなたに上記の内容を理解していただいたうえで、ここから東京藝大の日本画専攻に合格するポイントを書いていきたいと思います。


 

東京藝大の日本画専攻に合格するポイント

 

ただひとつ、「差」です。違いです。差を理解し表現すること。

この差を表現できることが一番の合格への近道です。

 

簡単に合格するポイントはただ一つと言っておきながら、これが出来ないから受からないのです。簡単ですが難しいのですね…

 

受験絵画で差とは何か

具体的に項目を上げていきます。

※ここでは理屈のみです。

・技術や描き方は正解がないので、表現出来さえすればそれでいいのです。

・デッサンでは鉛筆のみ、着彩では鉛筆と絵具のみなので使える道具が少ないです。道具が少ない中で差をつけていくことは大変です。

ポイント

  • この描き方でこの差が生まれたからこれはこれでよいと固定せずに、全体を考えて柔軟に折り合いをみて決めていきましょう。全体のバランスで画面は完成して見えます。

 

それでは具体的な差についてみていきましょう。

遠近感の差

  • 複数のモチーフ同士の位置の差
  • モチーフ単体での手前から奥までの差
  • 空間の差(空間や空気は目には見えませんが、一番遠いモチーフの後ろまで空間を意識します。)

 

光源からの差

  • 電気や自然光。あなたが設定した光からモチーフへの光の影響です。

あなたから一番近いモチーフはどう光が当たっているか、一番奥は、高いところ低いところ。

 

陰影の差

  • モチーフ単体や全体で見たときに光や影のうつろいはどう変化しているか

 

大きさの差

  • 単純にモチーフの大きさから、モチーフを重ねて置いたときのまとまりで見た質量感など

 

重さの差

  • モチーフの重さの差、風船に空気やコップに水を入れているか入れていないかでも変わりますよね。

 

色彩の差

  • 違う種類のモチーフの色彩の違いから、モチーフの種類が少なければ同種類のモチーフの違いまで差(個体差)を出します。
  • 初心者の方は注意が必要ですが、モチーフの種類が多ければ個体差はそこまで意識しません。

 

質感の差

  • モチーフの質感です。触った時の感覚を種類の違うモチーフで差を出して表現します。
  • 質感を表現することも大切ですが、差を意識して質感の違うモチーフ同士を違う表現で描けば違う質感になります。

 

完成度・描き込みの差

  • あなたは自身の絵を客観的に見て完成しているかを確認しなければなりません。

画面の全てをあなたの100%の力(描き込み)では描けません。全体を見てどこを描けばいいか、逆にどこは描かなくても大丈夫なのかを見極めてください。

 

構成の差

  • 着彩ではあなたがモチーフを配置します。上記の差をあなたが表現しやすいように、あなたの絵を見た人がわかりやすいようにモチーフを配置しなければなりません。
  • 構図や構成次第でいろいろな面で差が開いてしまうのでおろそかにしてはいけません。

 


他にもあるような気がしますが、思い出したら追記していきます。

なにせ数年離れてしまうだけども忘れてしまうものなので。

 

まとめ

受験絵画において差を表現できるかが、いかに重要かわかりましたか。

少ない時間・少ない道具の中でいかに画面を完成したように見せれるかが大切です。

藝大・美大の受験ではオールラウンダーになり受難に対応してみてください。

あなたのご健闘をお祈りします。

 

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